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ヒュルケンベルグ「2位でスタートしながら、これほど期待外れのレースになるとは…」:Fインディア オーストリア日曜

2016年07月04日 08:31  AUTOSPORT web

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2016年第9戦オーストリアGPグリッド ルイス・ハミルトンとニコ・ヒュルケンベルグ
2016年F1オーストリア決勝で、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは19位(DNF)、セルジオ・ペレスは17位(DNF)だった。

■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=19位(DNF)
 正直な気持ちを言えば、これ以上はないほど落胆している。本当に厳しいレースで、何をやってもうまく行かなかった。
 
 まず、スタートが良くなくて、1周目にいくつか順位を下げてしまったうえに、最初のスティントはとても難しい状況だった。タイヤにグレイニングが起きて、クルマが滑りまくっていたんだ。あれが今日の僕のレースを決めたとも言える。クルマのバランスもいまひとつで、タイヤをいたわりながら走ることができず、グレイニングをさらに悪化させてしまった。新しいタイヤに履き替えても、いいのは最初の3、4周だけで、すぐにグリップが落ちてしまった。

 レース終盤にはクルマのどこかで振動が起きていたし、チームはブレーキの摩耗が危険な領域に達したことに気付いていたので、最終的にはリタイアを選択した。
 
 僕らは今日起きたことをしっかり分析して理解し、シルバーストンでのレースに生かしていく必要がある。


セルジオ・ペレス 決勝=17位(DNF)
 レースの最終ラップにリタイアしてしまい、本当に残念だ。チームのことを思うと悲しい気持ちになる。少なくともポイントは獲れるレースだったんだ。昨日から今日にかけて、僕らはひどくアンラッキーだった。ペースは良くて、競争力はあっただけに悔しいね。
 
 今日のレースはとても順調で、ポイントは持ち帰れると思っていた。(ロマン)グロージャンが5秒のペナルティを受けたのは知っていたから、彼から5秒以内でついて行こうとハードにプッシュしていたんだ。ところが、最終ラップのターン3の進入で、いきなりブレーキがなくなり、真っ直ぐに行ってしまった。クルマはバリアに当ってフロントまわりが壊れたけど、僕は大丈夫だった。チームは文句なしの仕事をしたのに、不運によって見事なリカバリーが台無しになるなんて、やりきれないよね。