2016年F1オーストリアGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはタイヤバーストによりリタイアに終わった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=リタイア
右リヤタイヤが壊れたとき、僕は何も感じなかったというか、感じた時にはもう手遅れだった。とにかく突然バーストしたんだ。それ以前には何の兆候もなく、すべてが正常だった。
ピットウォールの人たちとも話したけど、その前の周と何の変わりもなく、ペースも同じだった。タイヤのフィーリングにもラップタイムにも異常はなかった。どうしてあのタイヤがバーストしたのか、まったく謎としか言いようがない。
僕らは、あのセットのタイヤでできるだけ長く走ろうと考えて、それを前提にレースを組み立てていた。だけど、あれが特にアグレッシブな戦略だったとは思わない。同じタイヤでもっと長く走ったドライバーは大勢いるのだから。
まだ残りのレース数は十分にあるとはいえ、ここでリタイアしたのが痛手であることは間違いないね。