2016年F1オーストリアGP決勝で、フェラーリのキミ・ライコネンは3位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=3位
楽なレースではなかったが、自分なりにベストを尽くした。3位は悪くない結果だけど、この順位で終わったことに少し落胆もしている。レース序盤の展開から考えれば、チームとしてもっと良い成績を期待できたからだ。
最初のうちはスピードもあって、メルセデス勢に少しずつ追いついていたのに、ピットストップの後のリカバリーが難しかった。まず、(ダニエル・)リカルドを抜くのに貴重な時間を費やした。何度か距離を詰めているうちに、ターン2立ち上がりのトラクションが効かなくなってきたんだ。それでも、彼を抜いてからはペースもすごく良かったし、ハンドリングも文句なしだった。
レース終盤にマックス(・フェルスタッペン)を抜くチャンスも何度かあったが、そのたびにイエローフラッグに阻まれて、結局抜けなかった。
ハンドリングとスピードに関して言えば、今日はクルマの持っている力を出し切った。ただ、それだけで十分とは言えない。僕らは2台揃って上位に入りたいんだ。できることならシルバーストンでは順調な週末を送って、もっと良い成績を残したい。