2015/16年シーズンのフォーミュラE最終戦ロンドンePrixは3日、決勝レースが行われているが、タイトルを争うルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)とセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)がオープニングラップで接触するアクシデントが起きた。
2日に行われた第9戦終了時点では、ディ・グラッシが153ポイントで選手権トップにつけ、ブエミが3点差で追いかける展開となっていたが、その後行われた予選でブエミがポールポジションを獲得し、3点を追加してディ・グラッシに並んだ。
迎えた決勝レース、両者は3コーナーの飛び込みでディ・グラッシが前を走るブエミに追突。両者はそのままエスケープゾーンのバリアに激突してしまう。このアクシデントでブエミはマシンのリヤウイングを大破、ディ・グラッシのマシンは右フロントタイヤが大きく曲がってしまったが、両者は走行を再開。なんとかピットまでたどり着き、2台目のマシンに乗り換えている。
この時点でポイント圏内での完走が難しくなった両者だが、レース中のファステストラップ獲得者には2点が与えられるため、この2点を獲得するべくアタックを繰り返している。
なお、ブエミとディ・グラッシ以外のドライバーがファステストラップを獲得し、同点のままレースが終了した場合、3位獲得回数の差でディ・グラッシがチャンピオンとなる。