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マクラーレン「アロンソのチャンスを奪ったのはタイヤのミスではなくバトンの黄旗」/オーストリア土曜

2016年07月03日 07:21  AUTOSPORT web

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2016年第9戦オーストリアGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
2016年F1オーストリアGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは14位、ジェンソン・バトンは5位だった。

■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 ジェンソンとチームは、非常に困難な予選セッションにおいて素晴らしい仕事をした。Q3ではインターミディエイトとオプションタイヤ(ウルトラソフト)のどちらにおいてもジェンソンは完全に自信に満ちているように見えた。雨天用タイヤでは2番手タイムを記録、路面が急速に乾くなか、全員がオプションにスイッチした後、5番手を確保した。

 ジェンソンは見事な走りをしたが、エンジニアとメカニックたちにも敬意を表したい。彼らは変わりやすいコンディションを最大限に活用すべく、正しいタイミングで正しい位置にマシンを送り出すため、極めて困難な状況において協力し合って作業に当たった。

 次に、フェルナンドに関して言うと、Q2の最初のラップで使うタイヤセットに小さなミスがあったものの(注:フレッシュタイヤでなくユーズドタイヤを装着)、彼がQ3に進出するチャンスを実質的に奪ったのは、2度目のランでイエローフラッグが振られたからである。ジェンソンがグラベルにはみ出し、ターン3出口でイエローフラッグが出ていた。天候が悪化したため、フェルナンドにはもう運はめぐってこなかった。

 今日の午後、コインの裏表、両方の出来事を経験した。明日はミスが起きることを極力避け、訪れるチャンスを最大限に活用できるポジションにい続けることを目指さねばならない。決勝は予想不可能で波乱に満ちた展開になり得るのだ。