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内面重視の“マスクdeお見合い”参加者の平均年齢30歳前後

2016年07月03日 02:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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先日、最終回を迎えたTBSドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』。中谷美紀演じる主人公が奮闘する姿が話題を呼んだ。今や「結婚したい!」という思いに、年齢もタイミングも婚歴も関係ない時代。巷で開かれている、さまざまな婚活パーティーに潜入した。 都内某所。マスクをした男女が集まってきていた。場所は病院の待合室ではなく、『マスクdeお見合い』の会場だ。マスク着用で顔の下半分が隠れるため、相手を見るとき、自然と“内面重視”になる、という企画性の高い婚活のひとつ。 主催は婚活アプリを運営・開発する『マッチアラーム』と、結婚式やイベントをプロデュースする『DEFアニバーサリー』。今年3月から月1回ペースでこの会を開いている。イベントと合わせて、ヘアスタイルやファッションのアドバイスをするセミナーも人気だという。 参加者の平均年齢は30歳前後だが、6月の開催は30代限定がコンセプト。 「婚活は男性よりも女性のほうが積極的です。イベントの応募も女性から埋まります」(主催側) この日も男性20人に対し、女性26人が参加。司会者は「男性が少ないので、女性から肉食的な感じで!」と助言した。1対1のトークは1人2分間ずつ。マスクで口が遮られ、相手の声が聞き取りづらいため、自然と顔を近づけている。 気になった人のことはメモをし、時間がたつと男性が移動する。人数の関係で女性に空きが出ると、スタッフがアシストしていた。 多くの人が着用するのは定番の「白」マスクだが、なかには「水色」だったり、「ピンク」だったり。このカラーマスク作戦は意外にも、短い時間で自分を印象づけるよい方法のようだ。 全員と顔合わせをした後はフリータイム。話をしたい人に近づく。マスクで顔半分を隠しているぶん話しやすい人に人気が集中するのか、1人の男性を5人の女性が取り囲むシーンも。 通常は、イベント内でカップル成立者を発表するが、今回は30代限定のため、気になる人同士が連絡先を交換し、本人同士に任せるスタイルだった。 「そろそろ結婚したほうがいいかな?」 と、悩みながらも婚活を始めた女性(33)は、友人と一緒に参加。 「マスクがあるため、目や服装を見ていました」 という。数人と連絡先を交換できたようだ。 婚活初参加の女性(31)は、 「今日は普段どおりの自分でいいかなと思っていましたので、気楽でした」 と話すが、フリータイムでは積極的に動けなかったことを悔やむ。『マスクdeお見合い』の参加者は、婚活初心者がほとんど。気負わず、楽しく婚活を始めたい人にはぴったりの企画だ。 取材・文/渋井哲也