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『太陽の蓋』モントリオール世界映画祭正式出品へ 北村有起哉「非常に嬉しく光栄に思ってます」

2016年07月02日 15:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『太陽の蓋』(c)「太陽の蓋」プロジェクト/ Tachibana Tamiyoshi

 7月16日より公開される北村有起哉主演映画『太陽の蓋』が、第40回モントリオール世界映画祭「Focus On World Cinema」部門に正式出品されることが決定した。


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 本作は、東日本大震災~福島原発事故が起きた3月11日から激動の5日間を描いたジャーナリスティック・エンターテインメント。原発事故の真相を追う新聞記者や当時菅直人政権であった官邸内ともに、東京や福島で暮らす市井の人々の姿を対比させて描き出す。ドラマ『マジすか学園』(テレビ東京系)、映画『JUNK STORY』の佐藤太監督がメガホンを取り、キャストには、主演の北村をはじめ、袴田吉彦、中村ゆり、郭智博、大西信満、神尾佑、青山草太、菅原大吉、三田村邦彦らが名を連ねる。


 モントリオール世界映画祭はカナダ最古の国際映画祭のひとつで、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の映画祭。出品が決まった「Focus on World Cinema」部門は、世界の注目すべき映画に焦点を絞った部門だ。出品が決まった理由については、日本国内でタブーとされている問題に真っ向から取り組んだこと、偏ったメッセージを押し出すような作品ではなく質の高いことが評価されたことと、現地メディアは伝えている。佐藤監督と主演の北村からはコメントが寄せられている。


 なお、第40回モントリオール世界映画祭は、8月25日から9月5日にかけて、カナダ・ケベック州モントリールにて開催される。


■佐藤太監督 コメント


3・11東日本大震災における原発事故によって起きた“あの時”をあえて俯瞰しながら撮らせてもらいました。日本人はもちろん、海外の方々がこの映画を観た時、どのような印象を受けるのかと
撮影中から今に至るまで考え続けています。権威あるモントリオール世界映画祭で上映されることにより『太陽の蓋』が少しでも多くの方へ届く事を切望しています。


■北村有起哉 コメント


原発の問題や関心を抱えている国はもちろん世界中にあります。ですから今回、世界的に有名なモントリオール映画祭に参加できることは非常に嬉しく光栄に思ってます。1人でも多くの方々に見ていただきたい。そして僕もモントリオールでの上映を一緒に味わえればと願っております。


(リアルサウンド編集部)