7月に入り、ボーナスが楽しみな時期になった。給料が月に2度もらえることになるので、心躍る人は多いだろう。
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティングが 2016 年 4 月に実施した調査によると、事業所規模5人以上の民間企業の同年夏のボーナス支給額は2年ぶりに増加し、一人当たり平均 35 万 8409 円と予想されている。
家計に入ってくる今夏のボーナスを主婦たちはどう使うのだろうか。凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、同サービスを利用する全国の既婚女性 3万67 名を対象に 今夏のボーナスに関する意識調査を実施。7月1日に結果を発表した。
「家計が苦しい」が8割、「ボーナスが出る見込みがない」も5割
直近1年間の景気について聞くと、主婦の約8割が「収入が減少、もしくは変わらない」、「家計は楽になっていない」と回答。前年以上に収入が増えず、家計が苦しいと感じている主婦が多い現状が明らかとなった。
さらには主婦の51%が夏に「ボーナスが出る見込みがない」と回答しており、半数以上の家庭ではボーナスそのものの支給がないという。
ボーナス支給がある家庭でも、希望額と支給見込み額にはギャップがある。希望額で最も多かったのが「40万円~50万円未満」であるのに対し、支給見込み額の最多が「20~30万未満」であり、希望額と支給見込み額の間には20万円前後の差が見られる。
家族のために使う一方で、「自分へのご褒美」も検討
ボーナスを誰のために使うかについては、1位が「家族全員」(64%)、2位が「子供」(16%)という結果となった。また、使い道の1位は「貯蓄」(28%)、2位は「ローン・借入金の支払い」(23%)となっており、8割の家庭が家計が苦しいと答えている実態を反映してか、積極的に消費をするよりも、万が一に備えて貯蓄をしようというマインドが強いようだ。
しかし実際には財布の紐をしめておくばかりではない。「ボーナス時期にプチ贅沢をするか」という質問については、4割が「普段はしないが、ボーナス時期はする」と回答。理由の1位が「自分へのごほうび」、2位が「ストレス解消」など、主婦が自分自身に対して消費する傾向があることがわかった。貯蓄にしても、自分へのプチ贅沢にしても、もらったボーナスは有効に使いたいものである。
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