カルロス・サインツJr.は、現在レッドブルF1に在籍するドライバーの契約期間が終了する前に、交渉を行う機会を「何としてでも」得ようとしている。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、水曜日(6月29日)にダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの契約が2018年までになると発言。サインツJr.はトロロッソとの契約を2017年末まで延長した。つまり、少なくとも2年間はレッドブルのシートに空きが出ないことになるが、サインツJr.は契約の状況を変えられると考えており、以下のように述べている。
「契約期間が2018年までになっているとしても、F1の契約なんて、ただの紙切れで簡単に変えられる。僕の仕事は良いレースを走り続けることで、2017年も同じことができればチャンスを自分で切り開ける。何が何でもとチャンスを追い求めていれば、きっと実現する。それが僕の仕事で、集中すべき部分なんだ」
「彼ら(トロロッソ)が僕をキープしているのは、何かがあったときのためだ。いまのレッドブルは人手が足りているから、待たなければならない。でも良いレースを走り続けていれば、オプションを探ってくれると確信している。2017年のシートが確保できて、プレッシャーはないから全開で行ける」
レッドブルがシーズンの早い段階で若手を囲い込むことは、通常考えられないことだと言う。
「レッドブルのドライバーは、通常シーズン終盤までチームの決定を待つことになるが、今年はそうではなかった。トロロッソのような厳しいプログラムのなかでは、これは喜ぶべきことだ。僕ら全員これまでがどうだったかを知っている。9戦目で契約が決まったということは、僕がパフォーマンスを発揮できているということだ」
「レッドブルは、説明にあまり多くの言葉を使わない。けれども僕は良い会話ができて、彼らが満足していると知ることができた。トロロッソは来シーズン、良いマシンを手にできると考えている。そして、そのマシンを乗りこなすのは僕だと、みんなが固く信じている。物事を良い方向に進められ、より大きな目標に向けて戦い、サプライズもあることを願っているよ」