今月のル・マン24時間でイオタ・ラン・チームのリザーブドライバーだった25歳の英国人で元F1ドライバー、マーティン・ブランドルの息子でもあるアレックス・ブランドルが、今季後半の世界スポーツカー耐久選手権(WEC)で、LMP2のG-ドライブ・レーシング・オレカのラインアップに加わることとなった。
7月24日にニュルブルクリンクでスタートするWEC後半戦でルネ・ラスト、ロマン・ルシノフとともにG-ドライブオレカ・ニッサン05をシェアすることになったブランドルは、G-ドライブへの加入を「本物の特権」のようだと説明する。
「ルネの長年に渡る経験とロマンのペースで、僕たちは強力な組み合わせになると思う」
チーム代表のサム・ヒグネットも「トップレベルの耐久パフォーマーとして、アレックスの能力はすでに知られている。英国最高のスポーツカーの、新進気鋭のドライバーのひとりであることは間違いない」と評価する。
「チームに彼を迎えることができて喜んでいる。彼はチームに明るい未来をもたらしてくれる存在だと信じている」
同チームは前半戦を戦ったナサニエル・ベルトンに変え、ル・マン本選ではライバルのマノーからF1参戦していたウィル・スティーブンスをレンタル起用していた。
また、2013年のWECでOAKレーシングから参戦経験のあるブランドルは、現在ELMSのLMP3クラスでユナイテッド・オートスポーツからエントリーし、シリーズ首位を守っている。