世界ラリー選手権(WRC)第7戦ポーランドは30日、2.5kmのSS1が行われ、前戦勝者のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)がトップタイムを記録した。
ラリー・ポーランドは、ポーランド北部の湖水リゾート、ミコワイキを中心に行われるグラベルラリー。WRCではラリー・モンテカルロに次ぐ歴史を持つ、伝統的ラウンドだ。今年は全21SSが設定され、総SS距離は306.10km、総走行距離は1253.29kmとなっている。
セレモニアルスタート後に行われたSS1は、ミコワイキ・アリーナで行われるスーパースペシャルステージ。ヌービルはセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)とともにステージを走行すると、王者オジエを0.4秒上回って勝利。暫定首位につけていたアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)も打ち破り、SS1でトップに立った。
総合3番手にはオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)が続き、オジエが総合4番手。オジエのチームメイト、ヤリ-マティ・ラトバラが総合5番手となっている。
このラリー・ポーランドには、今季ワークス活動を見送っているシトロエンも2台のDS3 WRCを投入。ステファン・ルフェーブルとクレイグ・ブリーンという若手ふたりがハンドルを握り、ルフェーブルが総合6番手、ブリーンが総合15番手でSS1を終えた。
現地7月1日には、SS2~SS10の9SSが行われる。