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マッサはウイリアムズ残留を希望。ボッタスは「交渉に積極的に関わる」と宣言

2016年07月01日 10:21  AUTOSPORT web

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フェリペ・マッサ(左)とバルテリ・ボッタス
ウイリアムズのドライバー、バルテリ・ボッタスは、F1における自身の将来に関する交渉に、今後は積極的に関わっていくつもりだと語った。

 ボッタスにはディディエ・コットンを中心とする有能なマネージメントチームがついている。だが、彼は自分の契約をどうするか、マネージャーに任せきりにせず、もっと関与していくべきだと感じたという。

「僕のマネージメントには何の変更もない。すべてがこれまでどおりだ」と、ボッタスはオーストリアGPの開幕に先立って語った。

「いろいろなことについて、もう少し自分で引き受けようとしているだけだ。何か重大な事件があったわけでもない。ただ、もっと自分で積極的に関わっていきたいと思うこともあるのさ」

 それはウイリアムズとの新しい契約の交渉も自分で臨むという意味かとの質問に、ボッタスはこう答えている。

「まあ、いままでよりは少しだけ、そんな形に近づくかもしれない」

「体制が大きく変わったわけではない。最近の(マネージメントが変わるという)噂も耳に入っているけど、過剰な反応はしないでほしい。やりかたを、ほんの少し変えただけなんだから」

 ボッタスは、来年についてはまだ何も決まっていないと認めている。しかし、それも「できるだけ早い時期に」解決したいと考えており、どうやらウイリアムズでもう1シーズンを過ごす可能性が高そうだ。

「シーズンの終わり近くまで決断を遅らせても、いいことは何もない。できるだけ早い時期に決まれば、それに越したことはないよ。まあ、状況によっては、なかなか決められない場合もあるけどね」

 チームメイトのフェリペ・マッサは、F1で15年目のシーズンを迎えたいと強く望んでおり、どういう結果になるにせよ、最終的には自分で決断すると語った。

「自分が何をしたいか、どのカテゴリーでレースをしたいかは、自分で選ぶつもりだ」とマッサは述べ、すでにウイリアムズに残留するための交渉を始めていることを認めた。

「いまはとにかくリラックスして、ドライビングのことだけを考えている。この先、どうなるかわからないけど、何をするかは自分で決めたい。現時点では、まだF1でレースをしたいと思っている。でも、僕にとって良いことだと思えるものがあれば、それに取り組むことも考えるつもりだ。ただドライバーとして参加するだけではなく、何か重要な貢献ができるようなチームでレースがしたいんだ」