映画『こどもつかい』が2017年に全国で公開される。
同作は、『呪怨』シリーズの清水崇監督が手掛けるホラー映画。「こども」の霊を操る「こどもつかい」によって子どもが連れ去られ、帰ってきた子どもに遭遇した大人が3日後に謎の死を遂げる、という怪事件を描く。
突然子どもの前に現れて心に入り込み、その子どもを使って大人に呪いをかける謎の男・こどもつかい役を演じるのは、約17年ぶりの映画出演となり、同作で映画初主演を果たす滝沢秀明。次々に起こる不審死事件の真相を追う新聞記者・江崎駿也役を有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、駿也の恋人でこどもつかいに翻弄される原田尚美役を門脇麦が演じる。
■滝沢秀明のコメント
今回、初めてホラー映画へ挑戦をさせていただくこととなり、今からどう演じるか楽しみでいっぱいです。
そして数々の大作を手掛けていらっしゃった清水監督とご一緒出来る事も大変嬉しく思います。
この作品は、怖いだけではなく笑いもあったり、人間の成長物語だったりと沢山のテーマがあり、今までにない作品になりそうです。
完全オリジナル、新ジャンルのホラー映画を皆様にお届け出来るよう撮影に挑みたいと思います。
■有岡大貴のコメント
僕も当時「呪怨」を観て、こんなに怖い映画を作るのはどんな人なんだと怨んでさえいましたが、実際にお会いしてみて、清水監督の醸し出す和やかな雰囲気のおかげで、楽しんで撮影に臨めそうです。
初めての映画の現場ですが、こどもつかいに翻弄される江崎駿也という役を自分のものにできたらと思います。
■門脇麦のコメント
文化祭のお化け屋敷もリタイアしたくらいに怖いものは苦手で、今回も明るい昼間のうちにしか台本を開けず今からこんなで大丈夫かしらと正直不安もありますが、そんなことより初めての清水組!初めての本格的なホラー作品!初めて尽くしで胸躍るときめきがその不安を軽々越えています!ホラー初心者な私ですが気持ちを新たに頑張ります。
今作は登場人物それぞれが何かと葛藤していて、私が演じる尚美もまたトラウマを抱えながら生きてる女性です。ホラー作品ですがファンタジー要素もあり、そこを清水さんがどう表現されるのか今からワクワクしています。こどもつかいと対峙してからの尚美の心情の変化、過去とどう向き合うのかを丁寧にリアルに表現していけたらと思っています。
■清水崇監督のコメント
子供の世界は脅威です。
彼らの内宇宙は、純粋無垢で片付けきれない残酷性や鋭敏過ぎる感性も内包しています。
これまで幾つものホラー映画を作ってきましたが、今回は滝沢さんと共にかなり狂ったホラーキャラクターを生み落します。
これまでの邦画に無かった、そして見た事も無いタッキーの役どころにご期待ください。
また“大人と子供”“現実と非現実”の狭間で翻弄される有岡くんと麦ちゃんの姿も楽しみです。
娯楽としての怖さはもちろん、現実社会の問題を背景に展開する、滑稽且つ、はらわたの煮えくり返る様なドラマに仕立てます。