2017年にアプリリアからMotoGPクラスに昇格するサム・ロウズは、6月29日からRS-GPのテストを行っている。
ロウズは2013年にスーパースポーツ世界選手権(WSS)のチャンピオンを獲得。昨年、アプリリアと契約し、現在Moto2クラスでポイントランキング3位につけている。
水曜日からイタリアのミサノで行われているテストにロウズが参加し、2015年仕様のRS-GPをテストする予定だったが、オランダGP中に計画は変更。ロウズは2016年型のRS-GPでテストをすることになった。
今回のテストについてロウズは以下のようにコメントしている。
「アプリリアが強調しているのは、テストが目的じゃないということだ。僕にとってはこのバイクに慣れるということが大事で、テストをするということとはまったく異なっているんだ。彼らにはテストライダーもいるしね」
「どんなバイクでも、慣れるためには1日はかかる。いつも乗っているバイクより2倍くらい馬力があって、全く異なるマシンに乗るからだ」
「Moto2は多くの電子制御を制限しているし、MotoGPで採用されているものは搭載していない。だからMotoGPマシンに乗るということは大きなステップだよ」
また、アプリリアは10月にバレンシアでのテストを計画していたが、10月は連戦が続くことからテストは見送られることとなった。