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複数人とオープンに同時交際する「ポリアモリー」 石田純一は「大変なんだろうなぁ」と行く末を心配

2016年06月30日 21:40  キャリコネニュース

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「メンドクサイ」とか「コスパが悪い」とか、どちらかといえば恋愛することに消極的なムードがある現代社会。その一方で、これまでの常識では考えられない新しいスタイルの恋愛を謳歌している人たちがいる。

彼らは通称「ポリアモリー」(複数愛)。1対1の恋愛関係ではなく、複数人とオープンに同時交際する人たちのことを指す。そんな彼らの実態を、6月23日の「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」(MBS)が追った。(文:みゆくらけん)

国際的なネットワークも広がっている!?

32歳女性のきのコさん(仮名)には、2人の彼氏がいる。第一彼氏とは同棲していて、2人の存在は双方が了解済みだ。古い付き合いの彼氏とマンネリになって、つい新しい彼氏を作ってしまったのかと思いきや、どうもそうではないらしい。

男女の関係は、両方の彼氏と「アル」という。ポリアモリーのこのようなスタイルは、「ただの浮気」「本当の恋愛をしていないだけ」と見なされることが多いと、きのコさんはいう。

「好きになっちゃう自分は止められないけど、世間一般的には『イカン』となっているために、罪悪感を持っている人が多い」

ポリアモリーが罪悪感を持ってしまうのも、仕方ないのかもしれない。それぐらい今の常識からは理解しがたい恋愛スタイルだからである。しかし、日本で初めてポリモマリーの実態調査を行った社会人類学の研究者・深海菊絵さんによると、

「英語圏だけではなく、アジア圏でもポリアモリーコミュニティができていて、近年では国際会議も開かれるようになり、国際的にネットワークが広がってきている」

という。きのコさんのように、日本でも公言する人が増えてきているのだ。

奥さん公認の彼女と「川の字になって寝る」

32歳男性の蓮さん(仮名)は既婚者だが、奥さん公認の彼女がいる。彼女も蓮さんに奥さんがいるのを知っていて、付き合っている。2人はデートの後、蓮さんが奥さんと暮らす家に泊まる。

有り得ない――。奥さんがいる家に泊まれる神経も泊まらせる神経も、夫のいる筆者には分からない。しかし、さらに驚愕するのが奥さんだ。ダイニングテーブルでお酒を飲み交わす2人に交じって、3人で仲良さげに談笑するのである。

これにはスタジオのメッセンジャー・黒田有も、思わず「おかしないコレ? なんか気持ち悪いなァ!」と言っていた。3人はこの後、仲良く川の字になって寝たのだという。そうなるとどうしても気になるのが「寝ただけなのか?」というところだが、取材したスタッフは「聞けなかったです……」。ヒヨったか。

ポリアモリーについて石田純一は、自身の複数愛経験を踏まえてこうコメントした。

「大事な奥さんもいて、キレイなモデルさんとも色々あって楽しくて、その両方を手に入れたような6~8か月。でも、その2~3倍ぐらいの罰というか苦しみがその後にきて、自業自得だなぁと。ポリアモリーは賛成でも反対でもないけど、大変なんだろうなぁ」

「2割のオンナ」を受け入れられるのか

複数愛の恋愛。関わる人たちが全員合意しているのなら、それもアリなのかもしれない。しかし、本当にそれは可能なのだろうか? 恋愛には独占欲や嫉妬がつきものだが、それにはどう対処しているのだろうか。

過去、一夫多妻制の時代にも、嫉妬による愛憎ドロドロ劇はあちこちで生まれていたと聞く。同時に人を愛するといっても、その分量はフィフティ・フィフティとはいかなさそうだ。彼氏の愛情分配が2割・8割だとして、自分が2割のオンナだと知っても受け入れられるのだろうか。私には、とても耐えられそうにない。

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