ルノーのジョリオン・パーマーは、たとえ今期のルノーが失敗とみなされようとも、自身はチームメイトのケビン・マグヌッセン相手でもF1で自分の存在感を示せると語った
先々週行われたヨーロッパGPの予選では、ワークスチームながらザウバー、マノーの後塵を拝し、ルノーのふたりは揃って最後尾グリッドに並んでしまった。ロータスを買収し今期よりF1に戻ってきたルノーの現状は、Q1突破を争うのがやっとの状態となっている。
パーマーは来年のシートは決まっていないものの、ルノーに対してベストを尽くし、チーム唯一のポイントを獲得しているチームメイトのケビン・マグヌッセンと競うことによって自分を成長させられると明かした。
「まだまだ自分の存在感を示せると思っている。僕はF1で表彰台の経験を持つチームメイト(マグヌッセン)と争っているんだ。F1での経験が僕より1年多いケビンを相手に、自分のパフォーマンスを証明しなければならない」と語る、2014年のGP2王者であるパーマー。
ルノーのテクニカルディレクターであるニック・チェスターは「パーマーは成長を見せている。彼は自信を持ってセッションに臨んでいるし、クルマの理解も早く、日々精進している。レースを見てわかるように、どうタイヤマネジメントをすればいいかも学んできている。F1に相応しいドライバーだ」とパーマーを評価する。
パーマーは今期のルノーの成功を決して諦めてはいない。
「チームの皆が今期のクルマに必死に取り組んでいる、その努力を帳消しにはできない。たとえチームの開発が来年に照準が移っても、今は目の前の仕事に集中することが大切だ。新しいパーツも導入されるし、まだまだチャンスはある」