森美術館の南條史生館長が、フランスの芸術文化勲章オフィシエを受章した。
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南條史生館長を叙勲した理由として、昨年に森美術館で開催された「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」をはじめ、多数の独創的な展覧会やパブリックアート計画を通じてフランス現代美術を紹介し続けてきたほか、日本のアートシーンの国際化など芸術文化交流に貢献したと評価。ポール=ベルトラン・バレッツ在日フランス大使臨時代理大使は、叙勲式で「南條氏によって、欧米の美術界は西洋ではない視点を発見することになった」と述べた。オフィシエは3段階ある芸術文化勲章のうち2番目の階級で、美術界ではこれまで梅原龍三郎や荒川修作、草間彌生、杉本博司らが受章している。