トロロッソは、29日、カルロス・サインツJr.が2017年も同チームに残留することを発表した。
レッドブルは契約のオプションを行使、サインツJr.が3年目のシーズンをトロロッソで過ごすことが決まった。
最近、サインツJr.の残留を示唆していたチーム代表フランツ・トストは、正式発表に際して次のようにコメントしている。
「カルロスが我々の元に残ることを非常に喜んでいる。スクーデリア・トロロッソに加入して以来、非常に優れたパフォーマンスを発揮しているからだ」
「2017年にも高い競争力と強さを見せてくれるだろう。カルロスが非常にいい結果を持ち帰ると我々は確信しており、来シーズンへの期待は大きい」
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、オプションを行使する期限が迫っていたわけではないが、サインツJr.を安心させたくて早めに手続きをとったと語った。
「今週初めに彼のオプションを行使した。つまりあと12カ月、彼はレッドブルに所属する」
「すべてのドライバーがレッドブル・レーシングと契約しており、我々が望むように彼らを(レッドブルかトロロッソに)配置することができる」
「彼は今トロロッソにおり、来年もそこで走る」
「オプション行使の期限は年末だったのだが、彼を安心させるために早期に行使することを決めた」
ホーナーは、サインツが新しいチームメイトと組むことにはならないと予想、つまりダニール・クビアトが残留する見込みであると示唆した。
「(サインツが新しいチームメイトを迎えることになったら)私は驚く」とホーナー。
「ダニーは進歩し続けている。自信をつけつつあるのだ。今のところシートにふさわしい、明らかな候補がそばにいる状況ではない」
レッドブルは大勢の才能あるドライバーを抱えておりぜいたくな状況であるとホーナーは述べ、現在のダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンのラインアップを2018年末まで維持する見込みであるとほのめかした。
「我々のドライバー育成プログラムがリカルド、フェルスタッペン、カルロス、そしてもちろんダニー・クビアトのような才能あるドライバーを輩出しているのは素晴らしいことだ」
「安定して才能ある人材を抱えている。レッドブル・レーシングは今後2年半の状況が定まっている」