フォース・インディアのチーフオペレーティングオフィサー、オットマー・サフナウアーは、シルバーストンで行われるイギリスGPはここ数戦のチームの上昇具合を確かめる大きな「試金石」になると語った。
スペインGPで空力面のアップデートを行ったフォース・インディアは、現在コンストラクターズランキングで5位に付け、セルジオ・ペレスは直近3レースで2度の表彰台を獲得している。
サフナウアーはスペインでのアップデートパーツの投入によって、クルマのポテンシャルだけでなく、チームとしての総合力がアップしていることを認めているが、高速サーキットのシルバーストーンは、ここ数戦の"市街地サーキット"と比べ、ライバルとの空力性能差を確認するより良い機会になると考えている。
「マシンはスペインGPから進化しており、カナダGP(2人のドライバーは8位、10位でフィニッシュ)では一旦後退したが、まだまだ速さを見せることができるはずだ」と語った。
「(これまでのラウンドでは)タイヤの使い方と温度管理がいまひとつな面もあったが、我々はそこから学んだ。オーストリアとシルバーストンの連戦では、これまでの轍は踏まない。特にシルバーストンは我々にとって試金石となるだろう」
「もし我々がシルバーストンで速さを見せることができれば、今後レースが行われるすべてのトラックで強さを発揮できるはずだ」
フォース・インディアは、アゼルバイジャンで行われたヨーロッパGPを3位と9位で終えた後、同じメルセデスのカスタマーチームであるウィリアムズとの差を31ポイントに縮めたが、サフナウアーは後続のチームにも注意を払っていると述べた。
「ウィリアムズは依然として我々よりリードを保っている。今は自分たちの最善を尽くし、成り行きを見ていくつもりだが、我々の背後にも強力なライバルが控えている。トロロッソは安定して速く、マクラーレンは進化が著しいので後続のチームにも備えている」