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手持ちのヘッドフォンが3Dオーディオに変身!「WAVES Nx」で迫力ある音を楽しもう

2016年06月29日 14:51  Techable

Techable

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音質にこだわりたいあなたは、ヘッドフォンを愛用して音楽を聴いたり、映画を観たり、ゲームをプレイしたりしているかもしれない。

ホームシアターのような3Dオーディオ(立体音響)環境が常にあればいいが、外出先や移動中はそういうわけにはいかない。
・手持ちのヘッドフォンが3Dサウンドツールに変身!
それなら「WAVES Nx」というアプリケーションが活躍してくれそうだ。なんと、手持ちのステレオヘッドフォンをたちまち3Dサウンド音響ツールに変えてしまう。しかも特殊なヘッドフォンを用意する必要はなく、既存のヘッドフォンでよいという。

ユーザーはまず、PCかモバイルデバイスにアプリケーションをインストールしておく。

次に、パソコンのカメラを使うか、あるいは専用の「Nx Head Tracker」というBluetoothデバイスをヘッドフォンにセットし、ユーザーの頭の動きをモニタリングできるようにする。

それだけで、あとは迫力満点の3Dオーディオを手持ちのヘッドフォンで楽しめる。聴きたい映画やゲームの音が、サラウンド録音されていないものでもかまわないというから驚きだ。
・空間との関係性を踏まえることで、音が立体的に聞こえる
さて、どういった仕組みで「WAVES Nx」が機能しているのか説明しよう。現実の世界では、今いる空間内で直接聞こえる音だけでなく、周囲の環境音や、部屋の壁や床から跳ね返ってきた反響音も含め、“全体的な音”として脳は捉えているという。それゆえ、“音が立体的に聞こえる”のだ。

ところが、ヘッドフォンの場合、左右それぞれの耳当てから音が独立して聴こえてくるのが普通である。

この「WAVES Nx」では、“音と空間”の関連性に着目したユニークな技術が用いられている。

発生した音と、現在いる空間との関係性、頭と耳の位置の関係性、そういった相互作用を脳が把握することで、リアルで迫力ある3Dオーディオを実現する。

左右の耳の橋渡しをし、常に頭の動きや位置に合わせて空間把握をすることで、空間内に響く音のニュアンス再現に成功した。既存のどんなヘッドフォンでも、5.1、7.1サラウンドを楽しめるのは大きなアドバンテージだろう。
・Kickstarterで出資を受付中
現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資を受付中だ。プレオーダー価格は69ドル(約7070円~)。

WAVES Nx