トップへ

AKB48横山由依の『情熱大陸』 峯岸みなみ「メンバーは全員観てほしい」

2016年06月29日 13:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

横山由依と峯岸みなみ(出典:https://twitter.com/chan__31)
AKB48グループ2代目総監督となった横山由依を追いかけた『情熱大陸』が放送され、メンバーからも大きな反響があった。横山と一緒に見たという北原里英は「ゆいちゃんの良さが1人でも多くの人に伝わりますように…」と願い、峯岸みなみは「AKBグループのメンバーは全員観ていてほしいな」とスタッフへも要望を出すほど共感したようだ。

【この記事の他の写真を見る】

6月26日の夜放送された人間密着ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)でAKB48の横山由依を取り上げ、初代総監督・高橋みなみから昨年12月にグループ総監督を引き継いだ彼女の素顔に迫った。たかみなが次期総監督に横山を指名、就任してからも「もっとしゃべれるメンバーの方がよかったのでは?」などの声が聞こえた。そうした反応を横山は「高い壁があった方が燃えるし、それがなかったら卒業のタイミングだと思う」と受け止めている。

ある握手会の休憩室でAKB48チームBキャプテン・木崎ゆりあとの会話が生々しい。木崎が「わたしマジで人来てないけど」とブースに並ぶファンの少なさを嘆くと、「私も人全然いない、ヤバイ」と横山。木崎によると隣だった松井珠理奈は「すごいの! 3列ぐらいガーッて並んでる!」という。その違いに横山は「やっぱりさ、なんでこんなに不人気なんやろって考えるよね」「自分が一番ヤバイって感じする」と落ち込むので木崎が「6年やってたらそうなるよね」とフォローする。しかし渡辺麻友や柏木由紀について「ずっと列が途切れないのはすごい」「申し訳ないよ」とその気持ちは晴れなかった。

カリスマ性のあった高橋みなみと横山由依はずいぶん違ったキャラクターだ。2011年の『第3回AKB48選抜総選挙』で前回まで圏外だった彼女は、19位選抜入りと大躍進した際に感激のあまり泣き崩れ立っていられないところを司会の徳光和夫に助けられながらスピーチしたことで有名になった。当時から篠田麻里子ら先輩たちも「横山は練習量が凄い、努力家だ」と評価しており、たかみなが2代目総監督として選んだのもそうした姿勢を見込んだからだろう。

総監督となれば代表して挨拶したりトークすることも多い。しかし横山は、まだその立場に慣れずに間違えてしまうこともあり「MCで自分がしゃべると場が凍ると思うと、普通のことも言えなくなる」と深刻に悩んでいた。ただ、先日の『第8回AKB48選抜総選挙』開票イベントでは11位で呼ばれると「今年は震えなかったから、期待ハズレかもしれないけど…」と余裕さえ感じるスピーチをしながらも「時間がきてしまったから終了します」と終わらせて、総監督として感動的な言葉を期待したメンバーたちを呆れさせていた。その持ち味が“ゆいはん”らしい。

今回の総選挙開票イベントのリハーサルでスタッフが説明している時でのこと。ざわざわしているメンバーたちに横山が「聞いてんの! ちゃんと聞いて! 説明しているから!」と声を荒らげる場面があった。高橋みなみを彷彿とさせるその姿は、彼女が総監督として成長していることを感じさせる。

指原莉乃は総監督について「本来アイドルって可愛くあるべきなのに、しっかりしないといけないポジションだから」選抜総選挙では逆に不利だという。「総監督なのにでなく総監督だから順位が低くなっちゃう」「たかみなもそうだった。なんの得もないよね」とそれを引き受けた横山に感心しながら、自分が次期総監督を打診されたら「断ります」と言い切るのだった。

総監督として初めての『第8回AKB48選抜総選挙』を終えホッとする横山由依。「順位とかじゃなくて、いつも一緒に頑張ってくれるメンバーがいるだけで、それだけでいいと思った」「みんなの夢が叶うといいなと本当に思った」と心から願う彼女こそAKB48グループ2代目総監督にふさわしい。

峯岸みなみは番組を見て『峯岸みなみ(chan__31)ツイッター』で「この映像資料をメンバー全員に配るぐらいのことを率先してやってほしい…」とスタッフに呼びかけている。「そんなグループであるべきだと思うのです」というほど横山由依を通して今のAKB48に必要なものを感じたようだ。

出典:https://twitter.com/chan__31
出典:https://twitter.com/jounetsu
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)