2016年06月29日 10:01 リアルサウンド
黒沢清監督の海外初進出作品『ダゲレオタイプの女』より、コンスタンス・ルソー演じるマリーの場面写真が公開された。
参考:黒沢清監督が仕掛ける“違和感”の意味ーー『クリーピー 偽りの隣人』の演出を読む
本作は、世界最古の写真撮影方法である“ダゲレオタイプ”が引き寄せる愛と死をテーマにしたホラー・ラブロマンス。ダゲレオタイプの写真家のアシスタントになったジャンが、その撮影方法の不思議さに惹かれ、愛から始まる取り返しのつかない悲劇に巻き込まれていく模様を描く。
『岸辺の旅』『クリーピー 偽りの隣人』の黒沢清監督が、初めてオール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた。主人公・ジャン役を『消えた声が、その名を呼ぶ』のタヒール・ラヒムが演じるほか、『女っ気なし』のコンスタンス・ルソー、『サンドラの週末』のオリヴィエ・グルメ、『あの頃エッフェル塔の下で』のマチュー・アマルリックらが脇を固める。
このたび公開されたのは、劇中でキーとなる“ダゲレオタイプ”で撮影された設定のマリーの場面写真。露光時間が長いために長時間拘束されているせいか、不思議な表情を浮かべるマリーの姿が収められている。なお、本作の公開日は10月15日に決定した。(リアルサウンド編集部)