ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏が、前回の2連戦で新しいターボの進歩を確認できたとして、今週末のオーストリアGPでは入賞を狙っていきたいと語った。
マクラーレンのパートナーであるホンダは、カナダGPで今シーズン開幕以降初めて、トークンを使ったアップグレードを行い、ターボチャージャーの改善に2トークンを使用した。
カナダGPではフェルナンド・アロンソが11位、ヨーロッパGPではジェンソン・バトンが11位と、マクラーレン・ホンダはこの2戦、入賞を逃している。レッドブルリンクは燃費が比較的厳しく、ERSへの要求が高いコースだが、ポイント獲得を狙いたいと長谷川総責任者は述べている。
「レッドブルリンクは美しい、テクニカルなコースです。序盤のセクションは上り坂ですが、コースのほとんどがタイトなコーナーを持つ下り坂です。また、年間で最も短いレースのひとつで、(スタートの)ライトが消えた直後から、ドライバーとエンジニアたちはさまざまな状況に適応し、戦略を練りながら、レースを通して激しい戦いを繰り広げていきます」
「いくぶんパワーが重要となるコースですが、新しいターボの効率がモントリオールでもバクーでもチームに貢献したことが確認できました。日曜の決勝ではまた入賞争いができるよう、起伏のあるレッドブルリンクの性格に合わせてERSをマネージしていきたいと思います」