南アフリカ・ダーバンで10代の少年達がドラッグを一気に飲みこんだところ、3名が発作を起こして病院へ搬送された。彼らは“ミツビシ”と呼ばれる錠剤を摂取したという。
ダーバン郊外にあるヒルクレストのタウンシップで6月15日夜、5人の少年がアルコールにドラッグを混ぜたものを
ロシアンルーレットと称して一気に飲み込んだ。そのうち3名が発作を起こしたところをセキュリティーに発見され、パインタウンのクロンプトン病院に搬送。飲み物にドラッグが入っていなかった2名はそのまま逃走した。
南アフリカでは、今年3月にもドラッグ摂取による死亡事故が起きている。ヒルクレストからあまり離れていないタウンシップで、“メルセデス”と呼ばれるドラッグを摂取した10代3名が死亡、数名が病院へ搬送された。それ以来、ダーバン周辺の警察がドラッグ密売の巣窟を発見し“メルセデス”の製造者やディーラーを突き止めようと捜査していた矢先、今回の事件が起きてしまった。
専門家によると、“メルセデス”と“ミツビシ”はエクスタシーベースのドラッグとのこと。“ミツビシ”の錠剤には日本のグループ企業「三菱」のようなマークがついている。これらは基本的に素人が調合して作るため、エクスタシー以外に何がどれだけ混入されているかは誰もわからない。ディーラーはそういったことを気にせずに売り、また安く手に入るドラッグとして若者を中心に購入者が増えている。
これらのエクスタシー系簡易ドラッグはイギリスでも問題となっていたが、南アフリカ、主にタウンシップで急速に広がっているという。
出典:https://www.facebook.com/BradNathansonPI
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)