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“不平等”なF1分配金システムが撤廃か。ビッグチームに大打撃の可能性

2016年06月28日 08:21  AUTOSPORT web

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2016年ヨーロッパGPスタート
F1商業面を取り仕切るバーニー・エクレストンが、チームへのプライズマネーの分配システムをより公平な形に変更することを考えていると語った。

 フォーミュラワン・マネジメント(FOM)は開催料金、放送権料、コースのスポンサーやホスピタリティなどから得た収入の中から、各チームに分配金を支払っている。

 ランキングに基づく分配金の他に、フェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンの4チームにのみ与えられるコンストラクターズ・チャンピオンシップ・ボーナス(CCB)や、伝統あるフェラーリやウイリアムズへのボーナス、レッドブルやメルセデスとの特別契約に基づくボーナスがある。

 英AUTOSPORTによると、今年フェラーリはチャンピオン、メルセデスを大幅に上回る1億9,200万ドル(全チームに支払われる額の約20パーセント)を受け取るという。

 こういった分配システムは不平等であるとしばしば批判を受けており、ザウバーとフォース・インディアはF1の収入分配と規則の策定が不公平かつ違法であるとして、欧州連合の競争委員会に正式な訴えを起こした。


 エクレストンは現在のシステムを見直すと発言したとThe Timesが27日に伝えた。
 
「(メルセデス・モータースポーツのボス)トト(・ウォルフ)に貯蓄は考えるなと言った」とエクレストン。
「全チームにとってより公平な方法を見つけ出すため、システムを検討していく」

「プレミアリーグのプライズマネーの分配方法は優れている。我々にもうまく機能するかもしれない。喜ぶ人間もいれば、気に入らない人間もいるだろう。不利益を被る人間も出てくるだろう」

 プレミアリーグでは海外放映権料を全チームに均一に分配、イギリス国内の放映権料も50%が公平に分配される。