ピエール・ユイグの個展『Pierre Huyghe – Untilled Host』が、2017年1月9日まで東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催されている。
1990年代から、映画の構造を利用してフィクションと現実の関係を探る映像作品や、美術館、展覧会、近代建築、著作権や祭事などに潜む制度に注目したプロジェクトを発表しているユイグ。
同展は、フランス・パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンがキュレーションを担当する『Hors-les-murs(壁を越えて)』プロジェクトの一環として企画された。フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションの中から、かつてパリの国立民俗民芸博物館として利用されていた建物で約1年かけて撮影された映像作品『The Host and the Cloud』と、女性像の周囲で有機物が腐敗していく様を撮影し、『dOCUMENTA(13) 』で発表した作品『A Way in Untilled(未耕作地の場景)』を紹介している。