F1商業面を取り仕切るバーニー・エクレストンが、来年はいくつかのグランプリがカレンダーから外れ、開催レース数が減るかもしれないと発言した。また、今後ますますヨーロッパ以外の開催国が増えていくことになるとも述べている。
ロシアのRBCからの情報としてF1iが伝えたところによると、エクレストンは2017年のレース数は18戦に減る可能性があると述べたという。今年はF1史上最多の21戦が開催される。
「ひとつかふたつの(ヨーロッパの)国が(F1カレンダーから)除外されることになるはずだ」とエクレストン。
「どの国かということはお話しできないが、新しい国が世界の別のエリアから加わることになるだろう。ヨーロッパではなくね」
「F1はヨーロッパの選手権ではない。世界選手権なのだ」
エクレストンは、ドイツGP、イタリアGP、カナダGPが危機に瀕しているとThe Timesに対して発言している。
去年はメキシコGPが復活、今年はアゼルバイジャンでF1が初開催され、ヨーロッパ以外での開催が増えつつある。しかし開催地域を広げるなかで、韓国、インド、トルコとカレンダーから脱落していったグランプリもある。これに関してはエクレストンは「私のせいではない」と述べた。
「私がレースを主催しているのではない。ファンを引き付けるのは彼ら(主催者)の仕事だ」