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ジャズマンから転身した木版画家 立原位貫の個展がまとふ表参道で開催

2016年06月27日 17:22  Fashionsnap.com

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故・立原位貫
「まとふ(matohu)」が、表参道本店5周年を記念して「立原位貫(たちはらいぬき)―木版画で日本の美に触れる」展を開催する。「まとふ」が毎シーズン国内外の刺激的なアーティストを表参道本店で紹介するシリーズの第8弾。会期は7月23日から31日まで。

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 ジャズのサックス奏者として活動していた故・立原位貫は、25歳の時に1枚の浮世絵から感銘を受け木版画家に転身。江戸時代と同じ浮世絵版画の技法を独学で習得し、江戸時代に使われていた紙や絵の具、道具を用いて浮世絵の復刻・復元を成し遂げた唯一の作家。オリジナルの創作版画では詩情溢れる静謐な世界観を表現し、小説家の夢枕獏や江國香織らの著作の挿絵も手掛けていたが、昨年7月に急病のためこの世を去った。同展では、2014年から故・立原と交流を深めてきた「まとふ」のデザイナー堀畑裕之と関口真希子が、同氏の生前の意志を継ぎ、日本の美意識に満ちた画業の一端を紹介する。
■「立原位貫 ―木版画で日本の美に触れる」会期:2016年7月23日~31日時間:11:00-20:00場所:matohu表参道本店住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25電話番号:03-6805-1579