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福士蒼汰“平成”×野村周平“昭和” 時代超えた親子役を熱演
2016年06月27日 13:52
Techinsight Japan
芳根京子と福士蒼汰(出典:https://www.instagram.com/yoshinekyoko)
三億円事件の真相を大胆に推理したドラマ『モンタージュ』が2夜連続で放送された。主人公・鳴海大和役の福士蒼汰とその父親の若き頃を演じる野村周平、2人が今と昭和のイメージを見事に表現する姿はまるで時空を超えた2つのドラマを見るかのようだ。
渡辺潤さんの漫画『三億円事件奇譚 モンタージュ SINCE 1968.12.10』を実写化したスペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』がフジテレビ系で6月25日・26日に放送された。鳴海大和役の
福士蒼汰
がヒロイン・小田切未来(芳根京子)と現代で三億円事件の真相を追う。次第に明らかとなる事実とともに、野村周平演じる若き大和の父親・鳴海鉄也(実は川崎雄大)が長崎・軍艦島から上京して知り合った恋人・井上和子(門脇麦)の事故死を境に三億事件に巻き込まれていく経緯が回想される。
福士蒼汰と言えば、他局ではあるが主人公・堤円役を務めたドラマ『お迎えデス。』が最終回を迎えたばかりだ。“円ロス”になる間もなく大和役で登場した彼だが、今回はシリアスなミステリードラマだけに声を荒らげたり暴力を振るうシーンもあった。ただ、冷静に状況を分析して推理するところは理論に基づく堤円を連想させる。
一方、昭和時代の回想場面で川崎雄大役として登場した野村周平はセリフにもあった「日活映画」を思わせる活躍ぶりだ。映画『ちはやふる』のプロモーションで出演したバラエティではコミカルな言動で話題となったが、こうして見ると“昭和”が似合うイケメンである。
それぞれ同世代時の親子を平成と昭和の時代をタイムスリップするかのように描くテンポのよい展開は、ドラマをスリリングにする上で効果的だった。クライマックスに近づくほど辛く悲しい事実が分かってくるが、2人をはじめ錚々たるキャストの演技に救われ絶望せずに最後まで引き込まれる作品だ。
出典:https://www.instagram.com/yoshinekyoko
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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