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Sexy Zone 菊池風磨とNEWS 加藤シゲアキ、『時かけ』共演で何が起きる? 3つの共通点から探る

2016年06月27日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 2016年7月9日(土)21:00~放送スタートとなるテレビドラマ『時をかける少女』(日本テレビ系)。『怪盗 山猫』や『地獄先生ぬ~べ~』、『金田一少年の事件簿』など、ジャニーズタレントが出演することが多い“土9”だが、『時をかける少女』も例外ではない。主人公・芳山未羽の幼なじみである深町翔平役としてSexy Zoneの菊池風磨、そのクラス担任である矢野和孝役としてNEWSの加藤シゲアキが出演する。菊池は明るくピュアなイメージのあるSexy Zoneの中ではややヤンチャなキャラクターで、加藤は「親しみやすいお兄さん」的イメージのあるNEWSの中でインテリかつ大人しめなキャラクターだ。これまで、ほぼ接点がなかった2人だが、共演者としての相性はどうなのだろうか。2人の共通点を探りながら考えてみたいと思う。


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 まず共通点の1つは、高学歴であること。菊池は慶應義塾大学総合政策学部に在籍する現役の慶應ボーイで、加藤は青山学院大学法学部を卒業している。2人とも有名大学に通うほどの知識を持ち合わせているということだ。知識の幅という観点から、話が合うことは容易に想像できる。また、菊池が在籍するSFCは、政策デザイン、社会イノベーション、国策戦略、経営・組織、都市・地域戦略、先端情報システム、先端領域デザイン、先端生命科学、環境デザイン、人間環境科学の分野など、他に例を見ないほど多様な研究分野を扱っている学部である。実際、菊池がどの領域に特化しているのかは想像の域を出ないが、加藤の得意とする芸術分野の知識も持ち合わせているかもしれない。となれば、さらに話が盛り上がる可能性も十分にある。


 2つ目の共通点は、人見知りであること。一見チャラい雰囲気がある菊池だが、自分自身で「人見知りだ」と公言しており、大学入学時も人見知り故に誰にも話しかけられずいたところ、周りから「気取ってる」と誤解を受けてしまったというエピソードもある。メンバーの佐藤勝利も、以前雑誌で「菊池風磨君は、最初は怖かったですよ(笑)。でも人見知りなだけ」と語っていた。また加藤も、人見知りで有名なジャニーズメンバーの一人だ。メンバーの小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『KちゃんNEWS』では、「ショップ店員に話しかけられない」、「ジムのトレーナーに器具の使い方を聞けない」、「10歳以下の子供に対しても自分から話しかけられない」、「出前の電話がかけられない」など数々のエピソードを披露してきた。そんな彼らだが、例えば菊池ならA.B.C-Zの河合郁人、加藤はメンバーの小山など、気を許した相手とは一気に距離を縮める傾向があるように思う。撮影で一緒にいる時間が増えることで、人見知り同士でも一気に距離が縮まることがあるかもしれない。


 そして3つ目の共通点は、ストイックな姿勢だ。仕事に対しても必ずやり遂げなければ気がすまなく、腑に落ちない結果になると何度もチャレンジするという菊池は、大学受験の際も毎日2時間睡眠で仕事と受験勉強を両立し、合格を掴みとっている。加藤も、以前「Myojo」(集英社)で「壁ドンに便乗した恋愛小説を出せば、読者層がジャニーズファンとピタッとハマって、今までよりスマッシュヒットが出るかもしれない。でも、そんな自分らしくないものをやってまで利益を追求するより、自分らしくやって今までの加藤の本が好きな人に買ってもらえて、それでもなお次の作品が書ければ十分なんじゃないか」と、作家としてのストイックさを感じられる発言をしていた。そんな2人だからこそ、今回の『時をかける少女』にも全力で取り組むはずだ。お互い良い刺激をし合いながら、作品を作り上げていけるだろう。


 こう見ると、内面的な部分で共通点が多い菊池と加藤。ドラマ撮影を通して、意気投合する可能性は高い。実際、菊池はブログで加藤から「ドラマよろしく」と声を掛けてもらったと書いている。『時をかける少女』は、菊池と加藤の演技も然ることながら、“インテリかつストイックだが、人との距離感を掴むのが少し苦手”という2人のジャニーズメンバーが新しい関係性を構築する瞬間が見られるかもしれない。(高橋梓)