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モンスター田嶋が歴史的快挙。パイクスピークの『殿堂入り』果たす

2016年06月26日 22:11  AUTOSPORT web

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パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの殿堂『ホール・ オブ・フェイム』入りを果たしたモンスター田嶋
1987年からパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑戦している“モンスター田嶋”こと田嶋伸博が、日本人として初めてパイクスの殿堂『ホール・オブ・フェイム』入りを果たした。

 今回の殿堂入りは2011年大会で、史上初めて10分の壁を突破したこと、これまで通算10勝を挙げたことを称えて与えられたもの。なお、日本人はもちろん、アメリカ人以外の選手が殿堂入りを果たすのは今回が初めてのこととなる。

 受賞に際し、田嶋は「今日は最高に素晴らしい日です」と喜びのコメントを発表している。

「私は1987年からパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの挑戦を続 けて参りました。そのなかで世界新記録も達成しましたし、世界で初めて10分の壁を破ることもできました」

「そういった大きな功績を認められて、パイクスピークの殿堂入りをすることができました。パイクスピークでの殿堂入りは外国人では私が初めてです。100周年記念ということで初の殿堂入りのコンテストで選ばれた事を大変名誉に思います」

「この後、私の後に続く日本の方々が、次の100周年の殿堂入りを目指して頂ければと期待しています。今日は本当にありがとうございました」

 さらに、田嶋は自身が93年大会で使用したツインエンジンの『スズキスポーツ ツインエンジンカルタス』を、コロラドスプリングスのペンローズ歴史博物館に寄贈するとも発表している。

 今年のパイクスピークに、田嶋とTEAM APEV with MONSTER SPORTは最高出力1.1メガワット(約1500馬力)の『2016 Tajima Rimac E-Runner Concept_One』で参戦。注目の決勝レースは現地26日(日)、午前8時から開催される。