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クリスチャンダダ、メンズ新作はオノヨーコの詩集から着想【17年春夏】

2016年06月26日 19:02  Fashionsnap.com

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CHRISTIAN DADA 2017年春夏メンズコレクション Image by: CHRISTIAN DADA
デザイナー森川マサノリが手掛ける「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」が、パリで2017年春夏メンズコレクションのランウェイショーを開催した。コンセプチュアルアートの基となったオノヨーコ(YOKO ONO)の詩集「Grapefruit」から着想を得て、様々な要素を取り込んで形成する「PIECE」がテーマ。ジョン・レノンを連想させるルックも登場した。

クリスチャンダダ、新作の着想はオノヨーコの詩集の画像を拡大

 ショーの会場は、パリ16区のパレ・ド・トーキョー。森川は、混沌とした現代の社会情勢の中で「生きる(=LIFE)」ことから"PEACE"や"LOVE"、"PARADOX"、"IMPERFECT"といったキーワードを連想し、それぞれの要素をコレクションに共存させた。ユニフォームやミリタリーをベースに、詩やリリックを刺繍で表現したり、オリジナルのリングに唐草模様を施すなど、ブランドが得意とする日本の繊細なテクニックを取り入れている。
 今回のショーは、パリのメンズファッションウィークに初めて公式参加してから2回目。祖父母が刺繍屋を営んでいたという森川のルーツと向き合いながら、先シーズンは写真家の荒木経惟の作品を取り入れるなどファッションとアートを融合したコレクションを発表している。
■CHRISTIAN DADA 2017年春夏メンズコレクション「PIECE」:全ルック