米オレゴン州で全裸の男が他人の住居に押し入り、家主に撃たれるという事件が発生した。警察の調べで男の身元は元NFL選手と判明し、波紋を広げている。
このほどオレゴン州ポートランドのある豪邸に全裸で侵入し、家主に銃で撃たれて重傷を負った男。近隣住民とみられたこの男は、かつてミシガン州のNFLチーム「デトロイト・ライオンズ」に在籍したスタンリー・ウィルソン・ジュニア(33)であった。マルトノマ郡保安官事務所の発表によれば、スタンリーは家主に腹部を撃たれて裏庭の噴水のあたりに倒れていたといい、命に別状はないが現在も病院で治療が続いている。
スタンフォード大学出身と頭も良く、NFLの2005年から2007年までの3シーズンにおいてコーナーバックとして活躍した
誉れ高き元NFL選手のスタンリー。なぜ住居侵入行為に対する発砲が正当防衛として認められるオレゴン州でそのような愚行を働いたのか、人々は理解に苦しむばかりだ。だが実はスタンリーの父親スタンレー・ウィルソン・シニア(以下シニア)もフットボールの選手であった。父親を知る人々の間では今、「なぜ2代にわたり似たような人生を」と話題になっている。
ジュニアが6歳であった1989年、第23回『スーパーボウル』にシニアは「シンシナティ・ベンガルズ」からランニングバックとして出場するはずであった。だが試合前夜にミーティングをすっぽかしてのコカイン摂取が発覚し、チームからもリーグからも追放されている。そんな不名誉な引退の後、シニアはリハビリ施設に入るも依存症克服は難しく、挙句の果てにビバリーヒルズで大きな窃盗事件を起こし投獄された。このたび息子が起こした事件にシニアは何を感じ取ったであろうか、そちらにも注目が集まっている。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)