ニコ・ロズベルグとメルセデスF1チームは契約更新の交渉を続けており、ロズベルグは「今後、何年も」ともに仕事をしていくと発言している。
2010年にメルセデスへ加入したロズベルグの契約は、7年目となる今シーズン末に現契約の期限を迎える。最近になって、ロズベルグは契約更新に関する交渉のサポートを元F1ドライバーでチームオーナー経験を持つゲルハルト・ベルガーに依頼。ただし、いまは24ポイント差に迫ったルイス・ハミルトンとのタイトル争いに集中するため、契約は急いでいないと言う。
「(契約更新は)いま考えるべきことではない。プレッシャーは感じていないので、現在優先すべきは、そんなことではない。気分よく仕事をしているし、チームも僕も満足している。この先チームに何年も在籍することになるだろう。あせる必要はない」
メルセデスのトップであるトト・ウォルフは、チーム側もロズベルグも、代わりとなるパートナーをほのめかして相手を弄ぶことはないと語る。現在の交渉がロズベルグの重荷になっていないかと聞かれると、ウォルフは以下のように答えた。
「それはない。まず彼には契約交渉に長けた、素晴らしいアドバイザーがついている。ドライバー本人が考えなくてもすむようになるため、とても賢い選択だった。(タイトル争いに)まったく影響はないと、私は考えている。話し合いは順調で、どちらも当面の間は契約を継続することが希望だと確信している。ただ、もう少しは忍耐が必要だ」
チームメイトのハミルトンは、昨年すでにメルセデスと2018年までの契約を締結している。