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仏現代美術家ピエール・ユイグのドキュメンタリー2作 エスパス ルイ・ヴィトン東京で公開

2016年06月26日 10:12  Fashionsnap.com

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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、フランスの現代アーティストピエール・ユイグ(Pierre Huyghe)による「Pierre Huyghe - Untilled Host」展をエスパス ルイ・ヴィトン東京でスタートした。エスパス ルイ・ヴィトン東京のガラスのファザードは閉ざされ、壁を隔てた2つの暗がりのスペースにそれぞれ巨大スクリーンを設置。パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンに所蔵されるコレクションから、蛍光色の脚を持つ犬が主演を務める「A Way in Untilled(未耕作地の場景)」をはじめとした2作のSF的ドキュメンタリー映像にフォーカスする。



ピエール・ユイグ2作がLVで公開の画像を拡大

 ピエール・ユイグは1962年フランス生まれ。パリの国立装飾美術学校(Ecole Nationale des arts décoratifs)修了後、アーティスト活動をスタートし、現在はパリとニューヨークを拠点に活動している。1990年代初頭から、新たな手法による創造と展示方法を考案し続けてきたことで知られ、その作品はフィルムやオブジェクト、写真、素描など多岐にわたる。
 本展で公開されている「A Way in Untilled」は、2012年夏「dOCUMENTA(13)(ドクメンタ(13))」の会場、カールスアウエ公園内(カッセル、ドイツ)にある彫刻の周りで有機物が腐敗していく様子を撮影したもの。もう1作品「The Host and the Cloud」は、かつて国立民俗民芸博物館として使用されていたパリ市内の建物で1年をかけて実際の出来事を撮影した実験的な作品で、ハロウィーン、バレンタインデーそしてメーデーの3日間に起こった様々な状況を断片的に繋ぎ合わせた2時間を越える長編となっている。
PIERRE HUYGHE - UNTILLED HOST会期:2016年6月25日(土) -2017年1月9日(月・祝)会場: エスパス ルイ・ヴィトン東京住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7F開館時間: 12:00‐20:00休館日: 表参道店に準じます入場料: 無料