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英国のEU離脱決定で2018年卒の学生に就職氷河期到来か 「私らの世代が何をしたっていうの?」「イギリス絶許」

2016年06月24日 19:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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日本時間6月24日、英国のEU離脱が決定した。それを受け、円相場が一時1ドル99円と高騰。リーマンショック級の経済危機が迫っているという報道もあり、混乱が広がっている。

そうした中、日本では2018年卒の学生が就職氷河期に見舞われるのでは、という懸念が出ており、ツイッター上で「18卒」が話題となっている。

リーマンショック同様、2年後の2018年卒に影響が出るか

24日午後、英国のEU離脱がほぼ確定すると、ツイッターでこんな投稿が広まった。

「誕生→阪神淡路大震災オウムサリン
幼稚園卒園→9.11
小学校入学→ゆとり開始
中学入学→リーマンショック
中学卒業→3.11
高校卒業→ゆとり終了(この世代だけ12年フルゆとり)
大学入学→増税
就職→イギリスEU離脱で氷河期」

2018年卒は1995年に生まれた人がメインとなるが、これまでの人生の節目節目で何かと災害や事件、経済危機が起きていることがわかる。2015年卒も「不遇の1992年生まれ」と言われていたが95年生まれも相当なようだ。

ここ数年の就職市場は「売り手市場」と言われ、2017年卒に関しても、すでに内定をもらった学生がすでに喜びのツイートをしている。だが英国のEU離脱によって世界経済が悪化すれば、日本企業への影響は避けられない。企業が新卒採用に慎重になれば、来年2017年に就職活動を行い、2018年に卒業する学生に影響がでるという可能性がある。

2008年に発生したリーマンショックでは、翌2009年の就職率は68.4%と、前年(69.9%)からそれほど落ちてなかったものの、2010年になると60.8%まで落ち込んでいる。同年は売り手市場だった新卒採用市場は急激に縮小し、就職留年や大学院進学率が上昇している。今回も、リーマンショック同様に、2年後の2018年卒に就職難民が続出する、というのだ。

「EU離脱は2年後だがら、どれだけ影響があるかわからない」という声も

渦中である18卒からの心の叫びともとれるツイートが多く見られる。

「お願い、死なないでイギリス!あんたが今ここでEU離脱しちゃったら、私の就活どうなっちゃうの?ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、就活できるんだから!」
「年齢バレる覚悟で呟くけど。イギリスのEU離脱で就職氷河期になるんですって。私らの世代が何をしたっていうの?なんでこんなことばっかりなん?」
「イギリス絶許(編注:絶対に許さない)」

ただ、英国はEU離脱を決定しただけであり、実際にEUを離脱するのは2年後になる。ネットでは、

「EU離脱は少なくとも2年後だから 18卒の就活にどのくらい響くのか分からないな」
「まだEU離脱は2年後だからすぐに影響が出ることはなさそう」

など、騒がれているほど18卒の就職活動に大きな影響があるのか疑問を持つ声もある。

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