スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、スポーティングレギュレーション第4条競技許可証(ライセンス)2.および付則-5ルーキーテストに従い、6月18日~19日にスポーツランドSUGOで2回実施したルーキーテストの合格者を発表した。
スーパーGTでは、下記に該当する者はルーキーテストに参加しなければならず、ドライバーごとの複数周回の平均ラップタイムや走行マナー(スピンやコースアウトすることなく、連続して10周をレーシング速度で安定して走行する)を材料に、GTAがスーパーGTのドライバーとしてふさわしい技術を保有しているか否かを総合的に判断する。該当項目は下記のとおりだ。
(1)スーパーGTのレース大会に初めて参加するGT300クラスのドライバー
(2)2シーズン以上スーパーGTレース大会に参加していないGT300クラスのドライバー
(3)2015年度ルーキーテストに「条件付き」で合格したドライバー
(4)GTAより指名されたドライバーおよびチーム
6月18日~19日のSUGOテストでは、108号車DIRECTION 108 HURACANを使って竹内浩典、小河諒のふたりが参加した。2001年にはGT500のチャンピオンを獲得した経験ももつ大ベテランの竹内は、今季からDIRECTION RACINGと組みエントラント代表としてスーパーGTに復帰。ただ、ドライバーとしては2013年以来スーパーGTに参戦していていないことから、今回受講となった。
また、国内外のレースで活躍し、SWCスポーツカー世界選手権で日本人初優勝を遂げた故・小河等さんの息子で、ポルシェカレラカップ ジャパンや全日本F3-Nでチャンピオンを獲得してきた小河諒は、今回ルーキーテストに合格したことでスーパーGTへの出走が可能になった。
どちらのドライバーも、鈴鹿戦での第3ドライバーとしての参戦は大いにあり得そうだ。