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実写映画『東京喰種』カネキ役は窪田正孝、トーカ役は清水富美加

2016年06月24日 11:30  CINRA.NET

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左からカネキ役の窪田正孝、トーカ役の清水富美加
2017年夏に公開される映画『東京喰種』のキャストが発表された。

『東京喰種』は、人間の肉を食べることで生きる「喰種」と人間たちを描いた石田スイの漫画『東京喰種トーキョーグール』の実写映画版。事故にあった大学生・カネキが喰種の少女・リゼの臓器を移植されたことから半喰種となってしまい、自らの存在に葛藤しながらも世界のあり方を模索するというあらすじだ。

読書好きの主人公カネキ役を演じるのは窪田正孝。カネキが通う喫茶店「あんていく」のアルバイトで、喰種の女子高生・トーカ役を清水富美加が演じる。メガホンを取るのは数多くのCMやPVを手掛けている萩原健太郎。

映画『僕たちは世界を変えることができない。』のCMがきっかけで窪田の存在を知ったという原作者の石田は、当時を振り返り「その数秒でもう『この人すごい』と衝撃を受けたのを覚えております。演技の素晴らしさは勿論、『カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ』というキャラのイメージぴったりのお姿で」とコメント。

トーカ役の清水については、「正式にオファーさせて頂いた際に、トーカを演る上で、ひとつこちらから“無理”をお願いしまして、清水さんがそれを受けてくださったとお聞きしました。そこに清水さんの強い意志を感じましたし、トーカに通じる部分を持っていらっしゃるように思いました」と明かしている。

さらに後日発表される共演者について「『まさかこの人が…』という方も中には紛れ込んでいて、その方々に関しては、もう普通にファンとして観ちゃうなあ、と今から感じております。純粋にどうなるか楽しみです。皆さんにも引き続き、不安と関心を持って、続報お待ちいただければと思います」と呼びかけている。

■窪田正孝のコメント
この度、実写版映画 東京喰種で金木研役を演じさせていただくことになりました窪田正孝です。
初めて原作を読ませていただいたとき物語に吸い込まれるように、のめり込むように次へ次へとページをめくっていました。
たくさんの原作ファンの方の意見、思いがあると強く受け止めています。
石田スイ先生のメッセージも読ませていただきました。
有り難すぎるお言葉に気持ちが救われました。ただ実際は自分もビビっているのが本音です。
先生をはじめ、ファンの方の大切な大切な東京喰種という作品。
誠に微力でありますが金木研くんという大役に寄り添い、深く大事に演じさせてただきたく思います。
いち原作ファンとして。
石田先生、原作ファンの方、東京喰種の名に恥じないよう現場でスタッフキャストの皆さんと精一杯作り上げて行きたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。

■清水富美加のコメント
私と霧嶋董香ちゃんは、真逆のタイプだと思います。自分は平和にぬくぬく生きてきたなぁとも思います。生まれてから大した地獄を知らなければ、見たこともないです。故に、どういったものを、どのように、どのくらい削ぎ落とさなくてはいけないのか、どのくらい自分を追い込まなくてはいけないかということが、計り知れないことは分かります。声をかけて下さった方々に後悔をさせたくない、という思いと、役を頂いた以上、物語の持つテーマを感じとっていただけるように、いや、そのテーマが何かも今は分からないのですが、詰めて詰めて、撮影が終わったら死んでもいいくらいの気持ちで真摯に作品に望んでいきたいと思っております。

■萩原健太郎監督のコメント
石田先生の想い、そして原作ファンだけでなく映画ファンの想いを裏切らぬよう、全身全霊で挑みます。主演の窪田正孝さんとヒロインの清水富美加さんをはじめとする最高のキャスト陣、いつも全力で支えてくれる心強いスタッフ陣と共に、原作と真摯に向き合い、準備を進めています。僕らの想いはただ一つ。純粋に「面白い映画が作りたい」、ただそれだけです。人を食べる事でしか生きていけない化物・喰種たちを通して、“人間らしさ”とは何かを問う作品にしたいと思っています。見ていてください。