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ダムを模した"ダムカレー"も、土木を身近に楽しめる「土木展」の内部を公開

2016年06月23日 17:13  Fashionsnap.com

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アーチ式ダムカレー Image by: FASHIONSNAP
6月24日に六本木の21_21 DESIGN SIGHTでスタートする展覧会「土木展」の内部が公開された。土木をテーマに、「ためる」「ほる」「つむ」「はかる」「ささえる」といった土木に結びつく行為を参加作家が体験型作品などで表現。カレーを模した"ダムカレー"のサンプルも登場した。

土木を身近に楽しめる「土木展」の内部を公開の画像を拡大

 会場では、渋谷駅や新宿駅、東京駅といった多くの人が利用する施設を上空から見下ろして都市のインフラを意識させる建築家 田中智之の作品「渋谷駅解体」「新宿駅解体」「東京駅解体」や、ダムの水が流れる映像空間で水が溜まる様子を体感できるエンジニア集団ヤックルの作品などを展示。建築設計事務所の403architecture [dajiba]は、空気で膨らませたビニールのピースを積み上げることで橋を作りアーチの構造を学べる体験型作品を設置し、子どもから大人まで楽しめる内容に仕上げている。同展のディレクションを手掛けた建築家の西村浩は「土木が提供する日常の価値というものはあまりにも当たり前すぎて意識してもらいにくく、年度末の道路工事にはクレームの嵐を呼び、災害発生時には土木の敗北がニュースの話題になるように、非常時にしか話題にあがらないことが土木の悩み。『土木展』では縁の下の力持ち的な"見えない土木"を楽しく美しくヴィジュアル化し、土木を身近に感じられる展示にしました」とコメント。ダムを模した"ダムカレー"は、日本ダムカレー協会 宮島咲のインタビュー映像と共に展示され、東京ミッドタウン内のレストラン「デリー」と「GRILL & WINE GENIE'S TOKYO」で販売される。
■土木展期間:2016年6月24日~9月25日会場:21_21 DESIGN SIGHT 東京都港区赤坂 9-7-6時間:10:00~19:00入場料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円 中学生以下無料■ 関連プログラムオープニングイベント 「これからの土木、これからの都市」7月2日(土) 11:00~12:30出演:西村 浩、内藤 廣、柿木原政広、西山芳一トーク 「土木と建築と」7月16日(土) 11:00~12:30出演:崎谷浩一郎、新堀大祐、菅原大輔、403architecture [dajiba]トーク「土木を愛する人たち」7月30日(土) 11:00~12:30出演:大山 顕(フォトグラファー、ライター)、八馬 智