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スーパーGT SUGO公式テスト 関口雄飛レポート

2016年06月21日 17:31  AUTOSPORT web

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WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛
2016年6月20日

関口雄飛プレスリリース

LEXUS TEAM WedsSport BANDOHの関口雄飛が、SUPER GT公式テストSUGOでトップタイムをマーク!

 第3戦オートポリスがキャンセルとなり、やや長めのインターバルとなったSUPER GT選手権は、6月18~19日に宮城県・スポーツランドSUGOにて公式テストを実施しました。

 GT500クラスは14台、GT300クラスが23台と、まるでレースさながらな出走台数となった今回の公式テストは、一般のファンにも公開され、お昼休みのピットウォークやサイン会など、多くのモータースポーツファンにとっても喜ばれるオーガナイズとなっていました。

 前回の富士戦で悔しい思いをしたLEXUS TEAM WedsSport BANDOHは、今回、ヨコハマタイヤが開発した各種ニュータイヤのテストを中心にプログラムを進めていきました。初日は路面温度が47°Cと暑い一日でしたが走り出しからペースも良く、午前中は4番手タイムをマーク。午後も6番手で初日を終え、様々なセットアップを試すことができました。

 2日目は逆に路面温度が27°Cと低く、前日とは打って変わったコンディションでしたが、チームとしては順調にプログラムをこなし、タイヤテストと同時に次の菅生戦へ向けてのデータ収集を進めました。2日目は最後に関口雄飛がアタッカーとなり、ニユータイヤで走行。見事トップタイムをマークして2日間のテストを好調のまま締めくくりました。またGT300クラスでも18号車に乗るTEAM UPGARAGE with BANDOHの山田真之介選手がトップタイムをマークし、BANDOH RACINGの総監督、坂東正敬氏の会心の笑顔がサーキットに映えた菅生でした。SUPER GT第4戦は、7月23~24日、宮城県・スポーツランドSUGOにて開催されます。

■関口雄飛のコメント
「今回の公式テストでは、前回の富士での課題を解決すべくヨコハマタイヤさんが開発してくれた新しいタイヤのテストを中心に、その評価を進めながら、次の菅生戦に向けてのセットアップを煮詰めていくという内容でした。

タイヤ開発という面では、タイヤへの入力状態や限界地点でのグリップ感などに関していろいろと細かなコメントを求められる場面も多く、プロとしてのシビアな判断を要求される中、満足してもらえる仕事ができたと思います。菅生戦に向けてのセットアップも順調で、タイムアタックではトップタイムをマークすることができました。

ピットに戻ってきた時に、迎えてくれた坂東監督の笑顔が嬉しかったですね。もちろんトップタイムを出した2日目のテストの状況に比べて、レース時の路面温度は20°C以上高くなると思いますので、しっかりと本番に向けて準備を進めていきたいです。今日はGT300でも後輩の山田真之亮選手がトップタイムをマークしてくれたので、FIA-F4から彼のドライビングを見守ってきた僕としては本当に嬉しいです。BANDOH RACINGとしても、両クラストップは、満足できる1日でした。

しかしその夜、ル・マン24時間レースの中継を観ていて、悪夢のようなラストシーンには、TOYOTA GAZOO Racingの一員として悔しくて涙が出ました。もちろん小林可夢偉選手の2位入賞は嬉しいですが、勝てなかった中嶋一貴選手の胸中を想像すると、自分のことのように胸が痛みました。ル・マン24時間耐久レースの怖さと厳しさ、そしてル・マン24時間耐久レースが、レースの世界の頂点として君臨する挑戦しがいのあるレースなのだと、改めて痛感しました。いつの日かこのレースに挑戦し、TOYOTAと共にセンターポールに日の丸を掲げたいと強く思った夜でした」