飼えるわけもないのに276匹　大量の犬を“所有”していた夫婦を摘発（米）

その様子はどう見ても“飼っている”とは言い難いものであった。米ニュージャージー州の一般家庭で、誕生間もない子犬を含む276匹もの犬を“所有”していた夫婦が摘発された。動物虐待容疑など罪状は550にも及ぶものであるという。

276匹もの犬を2階建ての家屋の中で「飼育していた」と主張するも刑罰の対象となったのは、ニュージャージー州モンマス郡ハウウェル・タウンシップのジョセフ・ハンドリックと妻のシャーリーン。今月3日、「飼い犬が逃げた」との通報に動物保護当局の職員が夫婦の家に向かい、無数の犬の存在に気付いた。郡検察当局によれば、彼らはワクチン接種や登録など犬たちを獣医に診せることを怠っていた上、生活環境は非常に劣悪なものであったという。

動物の保護及び管理に関する条例、動物愛護法、狂犬病予防法などにことごとく違反していたこの夫婦。犬たちの健康状態は概して悪くなかったことから罰金刑で済む内容ではあるが、276匹それぞれについて複数の罪を問われていることから罰金は相当な金額になる可能性も高い。現在その犬たちはアニマル・シェルターの保護下にあるという。

出典：http://www.northjersey.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）