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MotoGP:スズキ、来季はラインアップを一新。Moto2首位のリンスが加入

2016年06月20日 19:21  AUTOSPORT web

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スズキと2年間の契約を交わしたアレックス・リンス
スズキは、現在Moto2クラスのポイントリーダー、アレックス・リンスと2年間のワークス契約を交わしたことを発表した。これにより、スズキは2017年から2018年の2年間をアンドレア・イアンノーネとリンスの新コンビでMotoGPクラスを戦うことになった。

 アレックス・リンスは、2012年にMoto3クラスでデビュー。Moto3では3年間で通算8勝を挙げた。2015年にMoto2クラスへ昇格。初年度から2勝含む表彰台10回、ポールポジション3回獲得する活躍を見せ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。現在、7戦終了時点で2勝を挙げ、ポイントランキングでトップを維持している。

 リンスとの契約により、現在チームに所属するアレイシ・エスパルガロとの協力関係が今年いっぱいで終了することとなった。スズキは「MotoGPプロジェクトの発展とGSX-RR開発に貢献してくれたアレイシにとても感謝している」と述べている。

 チームマネージャーのダビデ・ブリビオはリンスとの契約を歓迎しているようだ。

「アレックス・リンスは周知の通り、デビュー以来どのクラスでも常にトップポジションで戦っている才能に満ち溢れた若いライダーであり、育てていきたいと思っている」

「経験あるアンドレア・イアンノーネとアレックスのような若くて才覚あるライダーとのペアは、我々の挑戦にふさわしい完璧な組み合わせだ。さらに開発が進むGSX-RRとあわせ、最高レベルの強いチームができると考えている」

「しかし、この決断は容易ではなかった。アレイシには気の毒な結果となってしまった。彼はプロジェクト開始からずっと、大変な努力と情熱を注いできてくれた。これにはとても感謝している。彼の今後の成功を心から願っている。そしてもちろん、我々は今シーズン終了までベストを尽くしてサポートし、最善の結果を出していく」とブリビオ。

 チームを抜けることになったエスパルガロは、アプリリアへの移籍がもっとも有力だと噂されている。現在把握している各チームの来季のラインアップは以下の通りだ。

■MotoGPクラス、2017年のラインアップ
ヤマハ:バレンティーノ・ロッシ/マーベリック・ビニャーレス
ホンダ:マルク・マルケス/ダニ・ペドロサ
ドゥカティ:ホルヘ・ロレンソ/アンドレア・ドビジオーゾ
スズキ:アンドレア・イアンノーネ/アレックス・リンス
KTM:ブラッドリー・スミス/ポル・エスパルガロ
アプリリア:サム・ローズ/TBC
テック3ヤマハ:ジョナス・フォルガー/TBC
LCRホンダ:カル・クラッチロー