『第155回芥川龍之介賞』および『第155回直木三十五賞』の候補作品が発表された。
『芥川賞』候補は、今村夏子『あひる』、高橋弘希『短冊流し』、崔実『ジニのパズル』、村田沙耶香『コンビニ人間』、山崎ナオコーラ『美しい距離』の5作品。山崎は5度目の候補選出となる。初選出となった今村の作品は、文学ムック『たべるのがおそい vol.1』に掲載された。
『直木賞』候補は、伊東潤『天下人の茶』、荻原浩『海の見える理髪店』、門井慶喜『家康、江戸を建てる』、原田マハ『暗幕のゲルニカ』、湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』、米澤穂信『真実の10メートル手前』の6作品。伊東、荻原は5度目の選出となる。
選考会は7月19日17:00から東京・築地の新喜楽で開催される。
■『第155回芥川龍之介賞』候補作品
・今村夏子『あひる』(『たべるのがおそい vol.1』)
・高橋弘希『短冊流し』(『新潮』1月号)
・崔実『ジニのパズル』(『群像』6月号)
・村田沙耶香『コンビニ人間』(『文學界』6月号)
・山崎ナオコーラ『美しい距離』(『文學界』3月号)
■『第155回直木三十五賞』候補作品
・伊東潤『天下人の茶』(文藝春秋)
・荻原浩『海の見える理髪店』(集英社)
・門井慶喜『家康、江戸を建てる』(祥伝社)
・原田マハ『暗幕のゲルニカ』(新潮社)
・湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(光文社)
・米澤穂信『真実の10メートル手前』(東京創元社)