2016年F1ヨーロッパGP決勝で、トロロッソのダニール・クビアトとカルロス・サインツJr.はリタイアに終わった。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 決勝=リタイア
残念な一日になってしまった。レースに参加できたのは最初の数周だけで、結局リヤサスペンションのトラブルでリタイアすることになったんだ。
スタート直後からクルマのハンドリングがおかしくて、1周目はうまくポジションを稼いだけど、最終的にはリタイアするしかなかった。本当に残念だが、それもまた人生であり、レースというものの一部だ。クルマに何が起きたのか調べて、原因をしっかり理解する必要がある。
けれども、僕らがプッシュし続け、戦い続けることに変わりはないよ。週末を通じてクルマのハンドリングはすごく良かったから、決して悲観的にはなっていないし、先の見通しは明るいと思う。
これから先のレースは、もっと楽しめるものになるはずだ。今日のことは、もう頭の中からすっかり消去するよ。僕らは昨日までやってきたような仕事を続けるだけでいい。実際、レースが始まるまでは、何の問題もなかったのだからね。
カルロス・サインツJr. 決勝=リタイア
全体として、ちょっと厳しい週末だった。そして、今日はうまくリカバリーをしつつあったんだけど、残念なことにサスペンションに問題が起きて、レースを終えることになった。クルマのフィーリングは良かったし、戦略やペースも悪くなかっただけに残念だね……。
でも、またすぐに調子を取り戻せるのは間違いないよ! こういうトラブルが起きたとき、ドライバーにできるのは、終わったことは早く忘れて、次のレースに向けて努力をすることだけだ。
バルセロナ以降、ここまでずっと好調の波に乗ってきたことを思えば、こんな小さなつまずきで動揺する必要はないしね。今回はたまたま実りのない週末だっただけだ。今日も僕にできることはすべてやったと思うし、ここまでのシーズンの内容には満足している。次のオーストリアでのレースを楽しみにしているよ。