2016年F1オーストラリアGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは7位だった。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=7位
スタートでいいポジションを得たので、何とかニコ(・ロズベルグ)をとらえようと狙っていた。ひとまず2番手をキープして、最初の2、3周はかなりいい感じだったんだ。セブ(ベッテル)が迫ってくる様子もなかったしね。
ところが、3周目以降はリヤがスライドし始めて、どうにもコントロールできなくなってきた。そんなわけで、最初はとても楽観的だったのに、一転して先行きが不透明になったんだ。
戦略が間違っていたとは思わない。1ストップで行ければ理想的だったけど、状況が変わってきて、結局2ストップを余儀なくされた。最初の2つのスティントは遅かったものの、第3スティントでは少しペースを取り戻すことができて、(ニコ・)ヒュルケンベルグをパスしたよ。あのオーバーテイクは楽しかったね。
マックス(・フェルスタッペン)も同じ問題に苦しんだようだから、僕らとしては、どうにも仕方のないことだったんだ。今日のところは、これ以上はムリだったと思う。でも、たとえばシンガポールのように、僕らは気温の高いレースではいいパフォーマンスを見せてきたのだから、今日はどうしてこうなったのかよく理解しておく必要がある。
ちょっとばかり予想を外してしまったことは確かだ。昨日、僕は今季最高のレースになるかもしれないと言って、みんなに期待を持たせたのに、あまりパッとしなかったからね。