ピレリはF1ヨーロッパGPが開幕した6月17日に、2019年シーズンまでF1のタイヤサプライヤーを継続することでFIAと合意し、契約を交わしたことを正式に発表した。
2015年ロシアGPで、ピレリとFOMはF1の商業権に関する契約を2019年まで3年間延長することで合意していたが、FIAとはテストに関する条件の交渉が続いていた。すでにモナコGPで契約延長と報道されたが、今回の正式発表によって、2019年までピレリの独占供給が確実となった。
ピレリは、各チームの協力のもと、FIAとテクニカルレギュレーションの重要な変更点に関して合意を得たことを、あらためて発表。
2017年シーズンより導入される、ボディワークやワイドタイヤなどテクニカルレギュレーションの変更に備え、今季のタイヤテストについて以下の合意が得られたことを確認している。
1:2012年、2013年、2014年仕様のマシンに2017年シーズンに向けたプロトタイプ要素(構造やコンパウンド)を加えた、現行サイズのタイヤを装着してテストを実施する。
2:モディファイした2015年マシンに、2017年サイズのプロトタイプタイヤを装着し、合計25日間のテストを実施する。2017年のタイヤサイズはフロントが幅305mm/外径670mm/13インチで、リヤは幅405mm/外径670mm/13インチ。
1のテストについては、FIAおよび各チームとの合意に基づき、すでに開始されていること。また、2の2017年サイズのタイヤテストについては、FIAおよびテスト参加チームと合意済みのプログラムに従い、夏から開始予定と発表されている。