将来的に東京都知事を狙っていたとされる人物の名が、久しぶりに情報番組『ワイドナショー』の話題に出てきた。彼のスキャンダルは3か月ほど前まで毎日のようにテレビ番組で取り上げられていたが、あの騒ぎが無ければ舛添要一知事の後任候補の一人として名を挙げられていたのだろうか。
東京都の
舛添要一知事が辞表を提出してから、ニュース番組は“後任候補”の話題で持ちきりだ。6月19日放送の『ワイドナショー』でも10人の顔写真が載ったボードを見ながら、各自が意見を述べていた。
するとMCの東野幸治が、ボードに無い人物の名を口にする。「乙武さんもあーいう(不倫)騒動が無かったらね、今頃…」との言葉に、乙武氏と親交があるゲストコメンテーターの社会学者・古市憲寿氏が「(知事選に)出たいと思ったか、出たかったと思っているか」と寂しそうな表情を見せる。乙武洋匡氏は4月5日に開催された40歳を祝う誕生パーティで、7月の参院選への出馬表明をする予定だったとされ、彼は将来的に東京都知事を目指していたと言われている。
その乙武氏の誕生日パーティに出席していた古市氏は、舛添知事を辞任に追い込んだ都議会やマスコミそして世論を疑問視している。「もう悪いことはしないと思うし、任期が終わるまでタダで働くんでしょう?」と50億もかけて都知事選をするより、彼に職務を全うさせたほうが良いと考えている。これは先日、評論家の宇野常寛氏が情報番組『スッキリ!!』で話していたことと同意見である。宇野氏も「彼を不倫くらいで、社会的に抹殺するのは日本の損失だ」と乙武氏を擁護していた。舛添知事が辞意を表明してから、「辞める必要はなかった」という声はネット上でも見受けられる。乙武氏自身はどう思っているのか、気になるところだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)