6月14日の世界献血者デー。南アフリカ在住の90歳男性は、18歳から定期的に献血を行っており、今年もギネス記録を更新した。
現在90歳になるモーリス・クレスウィックさんは1944年、18歳の自らの誕生日に献血を始めた。「ほんの少しの努力で多くの人を助けることができるから」とこれまで定期的に献血を行ってきたクレスビックさんは、2010年に84歳で献血総量171リットルとなり、最高齢の定期献血者としてギネスに認定。90歳になっても続け、献血総量は195.4リットルとなり自身のギネス記録を更新した。
クレスビックさんは15日、献血促進キャンペーンのためヨハネスブルグにあるネットケア・ミルパーク病院を訪れた。病院の局長は、「献血を通して国のために少しでも何かできるんだという勇気を与えてくれている」とクレスビックさんを絶賛。赤十字国際委員会によれば約0.5リットルの献血で3人の命を救えるそうだが、クレスビックさんが提供した血液はおよそ1,239名の命を救ったことになる。
南アフリカ国立血液サービスでは現在、2.6日分の輸血ストックしかないそうだ。事故、貧血症、手術、出産時の女性の出血と様々な場面で輸血が必要だが、少なくとも5日分のストックを求めており、アフリカの言葉「UBUNTU(他者への思いやり)」の精神で献血希望者の増加を願っている。
出典:https://www.facebook.com/Netcare911-257641367590340
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)