スーパーGT公式テストは6月19日、スポーツランドSUGOで2日目午後のセッションが行われ、GT500クラスはWedsSport ADVAN RC Fが最速。GT300クラスはUPGARAGE BANDOH 86がベストタイムをマークし、バンドウ勢が両チームともベストタイムとなった。
午後2時20分からスタートしたスーパーGT公式テストの2日目午後のセッションは、10分間のセーフティカー訓練からそのままスタートしていった。午前から変わらず天候は曇天模様で、気温は変わらず低いなかで走行が行われた。
序盤、Hitotsuyama Audi R8 LMSがパンクチャーによりスローダウンを喫したほか、シンティアム・アップル・ロータスが1~2コーナーでスピン。また、開始25分あたりではRUNUP Group&DOES GT-RがSPふたつめアウト側でクラッシュを喫し、このセッション1回目の赤旗が提示された。
また、セッション中盤からSUGOには非常に細かな雨が舞いはじめ、同時にハイポイントコーナーを中心に霧が出はじめた。コース上ではウエット宣言とライトオンの指示が出され、視界が悪いなかでの走行を強いられることとなった。
そんな午後のセッションでは、開始25分の赤旗をのぞき赤旗は提示されず。昨年のテストではクラッシュが多発したここSUGOでのテストだが、コース各所で縁石等が改修された影響もあるのか、淡々と2日間のテストが終了することになった。
午後のトップタイムをマークしたのはWedsSport ADVAN RC F。2番手にはWAKO'S 4CR RC Fが続き、レクサスRC F勢がワン・ツーとなった。3番手にはRAYBRIG NSX CONCEPT-GT、4番手にはS Road CRAFTSPORTS GT-Rが続いている。
GT300クラスでは、UPGARAGE BANDOH 86がベストタイムをマークし、両クラスともバンドウが最速となった。また、2日間の全セッションでGT300マザーシャシーが最速となっている。2番手には31号車TOYOTA PRIUS apr GTが続き、シンティアム・アップル・ロータスが3番手と、JAF-GT勢がトップ3を占めている。