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ル・マン24時間:16時間経過。トヨタ6号車&5号車vsポルシェ2号車の秒差の争い続く

2016年06月19日 15:11  AUTOSPORT web

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6号車トヨタTS050ハイブリッド
第84回ル・マン24時間耐久レースは、スタートから16時間が経過した。総合首位は、6号車トヨタTS050ハイブリッドがキープするも、2号車ポルシェ919ハイブリッド、5号車トヨタTS050ハイブリッドが続く僅差の争いとなっている。

 トラブルなく燃費の利を活かし快走を続ける6号車トヨタは、夜半にトップに立ってから首位をキープし続けているものの、速さに優る2号車ポルシェがその差を詰める緊迫した争いが16時間経ったいまも続いている。2号車ポルシェには215周消化時点でパンクチャーが発生し緊急ピットインを強いられているものの、6号車トヨタと2号車ポルシェ、さらに3番手につける5号車トヨタとの差は非常に僅差。3台による1分以内での争いが続いている。

 トラブルから復帰したアウディ勢は、8号車が1周遅れの4番手、7号車が11周遅れの5番手につけている状況。ただし、7号車は16時間30分過ぎに再度ガレージインを強いられている。

 LMP2クラスは、シグナテック・アルピーヌの36号車アルピーヌA460・ニッサンがリードしているが、朝が近づく頃に2番手につけていた38号車G-ドライブのギブソン015S・ニッサンは最終フォードシケインでクラッシュ。後退してしまう。

 これでLMP2クラスの2番手には、平川亮が乗り込んでいるティリエ・バイ・TDSレーシングの46号車が浮上していたが、開始から16時間30分過ぎにクラッシュ。このタイミングで出たセーフティカーの間に、なんとかグラベルから脱しコースには復帰。フロントを大きく傷めており、修復作業が進められている。

 明け方から朝にかけてはクラッシュやコースアウトが非常に多く、エクストリーム・スピードの30号車や、4番手につけていたシグナテック・アルピーヌの35号車もクラッシュ。また、LM-GTEプロクラスの64号車コルベットもダンロップシケイン手前で激しくクラッシュしてしまった。

 LM-GTEプロクラスは、リシ・コンペティツォーネの82号車フェラーリ488 GTEが変わらずリードをキープ。僅差で68号やフォード・チップガナッシ・チームUSAの68号車が続いている。

 各クラスとも上位争いは非常に僅差で、残り8時間を切って非常に緊張感のあふれる展開となっている。